視察報告№2


<視察2日目>・・8月5日(水)
富山県富山市の「富山型デイサービス」について視察しました。
富山市は平成17年4月1日に7市町村による新設合併で人口418,979人、総面積1,241.77㎢と大きな市です。

富山型デイサービスとは、年齢や障がいの有無にかかわらずだれもが一緒に身近なデイサービスを受ける事ができる地域共生のサービス提供で、小規模・多機能・地域密着が特徴です。
お年寄りの介護には介護保険制度が、障がい児者には身体や知的・児童福祉法・総合支援法等々の根拠法があって、サービスを受けるにはそれぞれの制度の中で行われてきました。
富山型デーサービスは、それらの壁を越えて、まさにサービス提供による共生社会づくりと言えます。
富山型福祉サービスのスタートは、平成5年に病院を退職された3人の看護師さんが開所したデイケアハウス「このゆびとーまれ」
赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのあるなしに関わらず受け入れたことがキッカケであり、開設当初は縦割り行政の壁があり、公的な制度を利用しない自主事業として始められたとの事。
地域限定で規制を緩和し、経済の活性化を図る国の構造改革特区に、富山県と3市2町で共同申請していた「富山型デーサービス推進特区」が平成15年11月に認定され、介護保険上の指定通所介護事業所等での知的障がい者や障がい児のデイサービスの利用が可能となりました。
また、平成8年度からは、障がい児・者へのサービスでは富山市単独で「富山市在宅障がい児・者デイケア事業」の一時預かりの受託を開始し、翌平成9年度からは高齢者のデイケアサービスへの補助金の交付がスタートし、熱意ある人たちによって行政が引っ張られる形でこの富山型デイサービスが始まり、今では全国に広がっていることは素晴らしいことだと思いました。
この富山型デイサービスは、介護保険の指定通所介護の定員の枠内で、障がい児・者の受け入れを可能とするものであり、障がいと一口に言っても身体・知的・精神・広汎性発達障害等々特性が様々であり、その特性に精通した職員配置など処遇確保が課題であると思いますが、富山県内には医療法人や社会福祉法人NPO法人や株式会社など、53もの福祉サービス事業所が参入しており、これだけの事業所数を抱えていれば、小規模で地域に密着し、障がい特性を生かしたサービス提供は可能です。
介護保険制度も要支援1・2が保険制度から外され市町村事業となり、また障がい支援区分の支給決定など、いろいろ考え合わせながら、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰も排除せずに柔軟に受け入れることのできるデイサービスと、行政の縦割りを超えた横断的な補助金の交付など、地域における共生社会づくりは、知恵の出しどころであると大いに刺激を受けた視察となりました。

今日は終戦記念日・・不戦の誓い!!
過去の過ちを二度と繰り返してはなりません。

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